花木・樹木・果樹
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ブルーベリーの育て方
ブルーベリーの育て方,剪定,肥料,鳥害
ブルーベリーが色づき始まった6月上旬
●ブルーベリーの植え付け・植え替え
作業適期
厳寒期を除く休眠期(遅くても3月中)に行います。
とにかく乾燥に弱いので気を配ります。
購入したら植えつける前に不要な枝を軽く剪定します。
庭植え
◆ブルーベリーを植えるのに適した場所
風通しがよく日当たりのよい場所におきますが、西日はさけ、夏場は半日陰におきます。
露地植えでも
なお植えつけた翌年は蕾がついても摘蕾をしたほうがいいのです。
実をつけるとブルーベリーの木がエネルギーを消耗してしまい、大きく育ちません。
ブルーベリー産地のこの辺では、1年生苗木を植えてから5年間は果実をつけずに、ひたすら木を育てることに専念します。
でも趣味で何本か楽しむ場合は待ち遠しいでしょうから、何粒か味見の実を残して残念な気持ちでしょうが摘蕾してくださいね。
楽しみは翌々年に残して、まずはブルーベリーの木を育ててくださいね。
3年生苗を購入すると、翌々年から果実をならせることができます。
ちょうどさし木苗から5年目になります。
◆ブルーベリーの植え付け方法
ブルーベリーは好酸性植物なのでピートモス15~20リットルほど用意します。
径40~50cmで深さ40~50cmの穴を掘ります。
それから用意した半分の酸度未調整のピートモスを植えつけ場所にすき混んでおきます。
(前もってピートモスのほか、腐葉土や堆肥なども入れて混ぜておくとよい)
苗木の根鉢を軽くほぐし、根を広げるようにして土を戻し残りのピートモスを加えて植えつけます。
(根のまわりにたくさんのピートモスがある状態)
ブルーベリーのまわりに土手を作って水鉢を作り、たっぷりと水やりをします。
この土手は根付いてからも崩さずにおくと夏の水やりのときに重宝します。
※なおピートモスはよく湿らしてから、使いましょう。
少量でしたら水を入れたバケツに入れておきます。
植え付けが済んだら、株のまわりをバークチップ、樹皮、モミガラなどでマルチングしておきます。
この辺りは芝の産地で葉刈りしたものがたくさん手に入るので、それでマルチングしています。
◆水やり
ブルーベリーはこの水やりが重要なポイントの一つです。
普通の果樹は庭植えの場合は水やりは必要としませんが、ブルーベリーの場合には、庭植えであっても、乾燥すると良くありません。
特に、収穫間近に乾燥すると、果実が成長できなくなるので、梅雨明けや乾燥時には水やりに気を配る必要があります。その乾燥から株元を守るために「マルチング」が必要になってくるのです。
◆ブルーベリーの肥料
12月(寒肥)のほか、春の発芽の時(3月)と6月~7月の計3回。
冬に施す寒肥は私は自分で作ったぼかし肥料を施しています。
ぼかし肥料はモミガラや落ち葉、芝の葉などに糠(ヌカ)、アブラカス、おから、竹やぶの腐葉土、ぼかし菌などを混ぜてつくります。
寒肥の場合はじわじわと効く遅効性肥料(油かすなどの有機質肥料)を施します。
ブルーベリーの専用の有機肥料もあるので、それを利用すると甘くおいしい実がなります。
施し方は根の先端あたりに何ヶ所か穴を掘りそこに入れます。
あとの2回はブルーベリー専用の肥料を使っています。
即効性の肥料は濃度が高いと根が傷み、枯れる場合もあるので注意します。
ブルーベリーは根が浅いところにびっしりと張っています。
何年も経っているブルーベリーの場合、根が張っているところに直にぼかし肥料をおきます。
年々、その分少しずつ高くなります。さらにその上に腐葉土などでマルチングしています。
◆ブルーベリーの剪定
7月初旬に勢いよく伸びる新梢を摘芯し、側枝を発生させます。
上に伸びる枝は分枝させるために腰の高さで葉芽の1cm上を切ります。分枝に果実がなります。
①3年生の苗木を植えた場合、翌々年に果実をならせますが、冬(12~2月)の間に株元の込み入った枝を剪定します。
大きな実がなるのは1~3年目の若い枝なのでそれを残し、古い枝はつけ根(または太い枝の途中から新梢の出たところ)から剪定します。
内側を向く枝、込み合う枝、細く弱いシュートなどは切り捨てます。
②または植え付け後2~3年後は剪定を行なわず、十分に生長してきてから主幹が5~6本になるように剪定しても大丈夫です。剪定は上の方法に準じて行ないます。
◆ブルーベリーの病害虫
我家のブルーベリーの木には6~7年間に一度だけイラガが2匹ほどいただけです。
イラガは触ると劇的な痛さなので注意します。
イラガは普通はサクラ、ウメ、ケヤキ、カキなどにいるのですが、ブルーベリーはツツジ科なのにいたののです。
ブルーベリーに限らずいつも木の下の地面を見るようにすると、虫がいるときは糞がありますから、それで虫がいることに気が付きます。
それから冬、見回りにいくとミノムシがいました。
注)年々害虫の種類が増えています。
2009年はマイマイガ、それから名前が分からない大きなテンサンみたいな虫です。
何の虫か興味があるので、ただいまブルーベリーの枝を折ってきて家で飼っています。
◆ブルーベリーの収穫
ブルーベリーは果房についた果実は一度には熟しません。完熟したものから順次収穫します。
完熟したブルーベリーは付け根まで濃い藍色で、簡単に摘み取ることができます。
その場で摘まんで食べるのが一番おいしい食べ方です。
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鉢植えの育て方
未調整ピートモスと鹿沼土を等分混合土等で植えつけます。
または市販の培養土
未調整ピートモス6:鹿沼土4
未調整ピートモス5:赤玉土3:鹿沼土2の割合でも可
鉢植えの場合もあらかじめ用土を混ぜて馴染ませておきます。
3年生の苗木でしたら、10号鉢を用意します。
鉢底にネットをおいてから鉢底石(軽石など)を敷き、上の割合で混ぜた用土を3cmほど入れます。
そこに緩効性有機肥料(アブラカスやぼかし肥料または市販のブルーベリー用の有機肥料)を入れます。さらに上の用土を少し入れながらポットのままブルーベリーの苗木を入れて高さを調整します。
高さが決まったらブルーベリーの苗木の根鉢を軽くほぐし、用土をすき間無く押しつけながら入れていきます。
鉢の上に4センチ前後のウォータースペースをとって、乾燥を防いで根を直射日光から保護するためのウッドチップを入れマルチングをします。ラベルに名前を書いてさしておきます。その際鉛筆で書くと消えないで何年ももちます。あとから追加で植える場合にはブルーベリーの品種は重要になります。(結実に必要な条件は同系統異品種であること)
◆水やり
とても乾燥を嫌うので、土の表面が乾いたら、鉢底からあふれるまでたっぷりの水を与えます。
◆鉢植えのブルーベリーの肥料
3月の追肥(芽出し肥)、6~7月の追肥の2回与えます。
ブルーベリー専用の固形の緩行性肥料を規定量施します。

ブルーベリーのシュート(手前の茶色がシュートで、右側の太い枝と細い枝は3年以上になるので切り取ります)
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◆ブルーベリーのふやしかた
ブルーベリーのふやし方としては休眠枝挿しと緑枝挿しと接ぎ木があります。
○休眠枝挿し
一般的なブルーベリーの増やし方がさし木です。休眠期の12~2月の間に剪定した中の充実した枝を利用して穂木をつくります。20cmに長さを揃えて冷蔵庫に入れておき、暖かくなってから(3月中旬~4月にかけて桜の開花時期)挿し穂を地上部に2芽残るようによく切れるナイフで斜めに切ってすぐ切り口を水につけておきます。挿し床に予め2~3cmの深さで5cm間隔の挿し穴をあけておきそれから挿します。
またはさし木直前に採取したものを利用しても大丈夫です。いずれも前年に伸びた若い枝を使います。
(木化したものは発根しにくい)
挿し床は鹿沼土または赤玉土とピートモスを同量混ぜたもの、またはピートモスだけでもOKです。
置く場所は強い風が当らない明るい場所におきます。その際用土を絶対乾燥させないようにします。用土表面の乾き始めを目安に潅水します。
○緑枝挿し
夏季の剪定で切った枝を利用します。(新梢の成長が止まったもの)
葉を付けた新梢を10cmの長さに切り、葉を2枚残し、蒸散を防ぐためにその葉を半分に切ります。下部をナイフで斜めに切り、休眠枝挿しと同じ要領で挿し床に挿します。
○接ぎ木
ハイブッシュ系は、土壌適応性があって丈夫なラビットアイを台木にすると生育がよくなります。
台木を10cmに切り詰めて切れ込みを入れ、穂木は5cmぐらいにします。
台木の上端から側面を切り下げてできた形成層断面に穂木をなるべく多く密着させて、接ぎ木用のテープを巻きます。この方法は私はしたことがありませんが、難しいようです。
↓ そのほかに根の上にシュートが自然に出ます。

ブルーベリーは美味しいので必ず鳥害に遭います。
◆ブルーベリーの鳥害
ブルーベリーは必ず鳥害に遭います。鳥よけネットで防ぐのが一般的ですが、少ないときはブルーベリーが色づき始めてから白い袋をかけてもよいようです。ブルーベリーは一度には熟さないので何回かに分けて熟したら袋を取って食べ、残りのブルーベリーがまた色付き始まったら袋をかけます。透明の袋をかけると日焼けを起こしやすいので、ブドウ用の袋などが適しています。もちろん手作りでもOKです。
アジサイのさし木 休眠枝ざし 緑枝ざし
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ヤマアジサイのさし木 七段花
普通は6月頃、アジサイのさし木はします。(緑枝ざし)
でも12月と3月にもさし木ができるのですよ。(休眠枝ざし)
季節を遅らせたアジサイのさし木で可愛いミニ鉢植えができます。
ミニ鉢植え用には小型の花、葉のヤマアジサイが似合います。
アジサイは秋(9月中下旬)に花芽分化が始まるので、その花芽を確認してから切り取ります。
芽を見比べると分かりますが、花芽は葉芽よりややふくらんでいます。
花芽はもうできているので、根が出ればちゃんと花が咲きます。
アジサイの冬のさし木の方法(休眠枝ざし)
①花芽の下2~3節をつけて切り取り、1時間ぐらい水につけておきます。
②用土
赤玉土の粗めを底に敷き、その上に小粒を入れた後水をかけておき、あらかじめ細い棒(割りばし)などで穴をあけておきます。
小粒赤玉土とバーミキュライトを半々に混ぜたもの、鹿沼土、市販のさし木用のものでも可。
③アジサイの芽の下5㎜を再びナイフで平らに切り戻します。
④アジサイの切り口に発根促進剤をつけます。(私はつけないでも発根した)
⑤さし穂の先端を傷めないように、穴をあけたところにさします。
⑥さし終わったら水やりをしてポリ袋をかけるための支柱を立てます。
⑦ポリ袋は蒸れを防ぐために少し穴をあけます。
⑧さし終わったらアジサイは風の当らない日だまりの所に置きます。
⑨水やりは10日に1回ぐらい、様子を見ながら頭上から与える。
⑩6月になるとアジサイの蕾(つぼみ)がすこし膨らんでくるので、蕾に水をかけないようにします。
⑪そのころに好みの小鉢に鉢あげします。
⑫アジサイを鉢あげしたら、鉢土が乾いてきてから忘れないように水やりをするようにします。
挿し穂を採る。2009-1-23
1本を半分にカット。上下どちらも挿してみる。(頂芽ざし、節間ざし)
この場合は鹿沼土で挿しました。
花芽を持ったほう(頭の部分)が早く芽が膨らむが、まだ発根していない。
花芽を持ったほうが暖かくなってから早く発根する。下の部分は遅れるが発根する。
2-17

さし木中のヤマアジサイ (休眠枝ざし) 2009/6-6
花芽があるのでちゃんと小さな蕾が出てきます。すこしふくらんできました・・・

6月になるとしっかりと根が張っているヤマアジサイのさし木苗
蕾はまだちょっとしか膨らんでいません。

庭の苔を張ってヤマアジサイの盆栽風が出来上がり。
苔がもう少し草丈が短いほうがよかった・・ ヤマアジサイももうすこし高いほうがよかった・・・
思うようようにいかないのが世の常でございます・・・
2009/6-9

苔が長すぎるのが気になり、低い丈の苔を見つけてはりなおしました。
2009-7-2

「ヤマアジサイ紅」らしく赤くなっています (^o^)v
苔は環境に馴染まないのか存在感が全然ありませんね・・これもどうなるか楽しみです。
なお鉢は友人の《あほう窯》の羽鳥定子の作品です。
このイマイチの盆栽は、来年こそ高さも苔も鉢に合ったようになると信じつつこのまま育てます・・・
2009-7-11

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アジサイのさし木(緑枝ざし)
アジサイの緑枝ざしは春から伸びた若い枝(花が咲かない枝)を使います。
※さし木の緑枝ざしもいろいろな方法があります。
◆頂芽ざし
花のついていない茎の先のほうを三節ぐらいつけて切ります。
下一節の葉を切り取り、最下部の節のすぐ下をカッターで切り直し、、残る葉も蒸散を減らすため半分ぐらい葉先を切っすぐに切り口を水に漬けて一時問ぐらい水揚げをしてからさします。
◆節間ざし(管ざし)
頂芽ざしをする下の節で木質化していない部分を挿しても発根します。
2節付けてカットし、下の節の葉を全部カットして上の節の葉は半分にカットして挿します。
◆花が咲いている枝も花を取って同じようにしてから挿せば発根します。
頂芽ざし、節間ざし(管ざし)ともポリ袋をかぶせる密閉ざしにしました。
さし木後たっぷり水やりをしたらその後はほとんど水やりはしなくて大丈夫です。
この場合、頂芽ざしのほうが早く発根しました。
密閉ざしでなくても受け皿に水を入れて、常時湿った状態にしておいても発根します。
画像は「ヤマアジサイ紅」の各節間を切ってあります。
これで頂芽ざし、節間ざし(管ざし)ができます。
各節間をカットした緑枝ざしの挿し穂 2007/7-5
↓

「ヤマアジサイ紅」のさし木の様子 2007/7-5
↓

「ヤマアジサイ紅」のさし木の根の様子 2007/7-31
まだ鉢上げは早いです。もう少したってから。
↓

◆アジサイのさし土
赤玉土、小粒の赤玉土とバーミキュライトを半々に混ぜたもの、鹿沼土の小粒またはさし木用の培養土。
さし終わったら十分に水をやり、日陰に置いて乾かさないようにしておくと二週間ぐらいで発根します。
6~7月の緑枝ざしは8月下旬~9月上旬に鉢上げします。
十分発根したものを最初は3~4号鉢に植え替えます。
頂芽ざしの場合、早めに摘芯(てきしん)をしておきます。
根が張ってきたらもういちど5号鉢に植え替えると株が充実します。
このとき、鉢上げしてから秋口までに2回ぐらい化成肥料または規定に薄めた液体肥料を施します。
鉢あげ直後は肥料は施しません。そして最初の肥料は規定より薄いほうがよいかもしれません。
いちど鉢上げした挿し木苗が肥料やけして枯れたことがあります。
せっかくのさし木苗が枯れるのはくやしいですもの。鉢上げ後、伸びだしてからのほうがよいと思います。花芽のできる9~10月までに新芽を育てることがポイントになります。
果樹 ユズ、ハナユズ 育て方のポイント
ユズ,育て方, 柚子ジャム,ホンユズ,ハナユズ,ジャンボユズ,獅子ユズ
豊作だった我家のハナユズ 2008/12-7
ユズ(柚子)
柑橘果樹を庭に植えると代々(橙)家が栄えると言われています。
ユズの枝には鋭いトゲがあり、果実の表面はでこぼこしていて香りの良さが特徴です。
ユズは5~6月に花径1~2cmの白い花を咲かせます。
収穫期は果実の色が鮮やかな黄色になる秋から冬です。
このあたりではホンユズやハナユズ(ハナユ)を植えている家が多いですが、近年はジャンボユズも見かけます。ジャンボユズは大ユズ、獅子ユズとも言われています。
大ユズ(ジャンボユズまたは獅子ユズ)は果実径が15cm前後にもなり、食用にはあまり使われないようです。
ホンユズの果実はハナユズと比べると大きいけれど、ジャンボユズと比べると大人と子供のようです。
お隣の家にもジャンボユズがあり、暮れに縁起物の飾りにと持ってきてくれます。
このジャンボユズはまだ植えて4~5年ですが、我が家の約25年のハナユズより大きくなっています。
ユズといえば冬至のユズ湯です。
我が家では冬至だけではなく、冬のお風呂はハナユズをおもいきりたくさんプカプカ浮かべています。

ホンユズ(左)とハナユズ(一才ユズまたはハナユとも)
ホンユズの主な種類
◎木頭(きず)ユズ・・・ 徳島県木頭村でされた大果で豊産性。
◎山根ユズ・・・ トゲが小さく早期結実品種。
◎多田錦(ただにしき)・・ 無核(種無し)ユズ。
多田錦は果実径が5~6㎝と少し小ぶりで、トゲが少なく種子がほとんど無く、果汁が多い。
酸味は強く、本柚子と同等でポン酢などに向いていて隔年結果性も少ないそうです。
ホンユズより耐寒性がやや劣るようです。
この辺りでは「桃栗3年、柿8年、柚子のばかやろう18年」といいます。
地域的に言い回しや年数は多少違っていても、似たようなことわざがあるように、ユズは種から
育てる実生栽培では気の遠くなるほどの長い時間がかかります。
接ぎ木苗なら早くて3~5年で結実するようです。
ユズの育て方
ユズの原産地は中国です。日本で栽培される代表的な柑橘類のなかではもっとも耐寒性が高いみたいです。品種によって差がありますが、ユズの最低耐寒温度はマイナス5度です。
福島南部以南ぐらいの平野部では露地栽培が可能ですが、北風や浜風が強い場所では寒冷紗などで風避けし、株周りを敷きわらやバークチップ等で覆うマルチングをしたほうがよいかもしれません。
生長すると樹高は2~4mくらいに生長します。
◆ユズの植えつけ・.植え替え・移植
◎適期
ポット苗の場合は厳寒期、真夏を除きいつでも可能です。
暖地で秋~冬に植えつけるときは敷きわらなどでマルチングをします。
植え付けの最適期は3月上旬から4月上旬です。
寒いところでは暖かくなるのを待って植えつけをします。
◎植え場所
日当たりがよく、西日や寒風が強く当たらない場所で育てます。
水はけの良い、肥沃な土を好みます。
◎方法
・地植えにする場合・鉢植えにする場合のどちらも、接木苗のテープをはずし、根に十分水を施します。
裸根の場合は半日、吸水させてから植えます。
・掘り上げた土に3割の腐葉土を混ぜておき、ポットから出した苗木を根鉢を崩さずにそのまま植え
つけます。発酵済みの堆肥を混ぜた場合は、根が直接当らないように10cm以上は離します。
・根鉢を地表と水平かやや高い位置に調節します。
・腐葉土を混ぜた土を戻したら、軽く踏んでおきます。
・接ぎ口は必ず地表に出すようにします。
・やや浅植えにした方が落ち着いてからの根張りが良くなります。
・後に雨でくぼむことを考慮してやや高めに盛土をします。
・植えつけたら水鉢を作り、その中にたっぷりと水を入れます。
・自然にしみこんで落ち着いたら、木の大きさに応じた支柱を立てます。
苗が風などでぐらつきと、根もそのたび動くので活着が悪くなるからです。
小さな苗なら、支柱を使わなくても大丈夫です。
※柑橘類などの常緑樹は根を切らないように気をつけ、もし根を切った場合は葉を少なくして蒸散を防ぐ ために枝を少し間引いてやります。
※苗木を植えてから葉が落ちるのは根が乾いたからと考えられ、一時的なもので心配ないものです。
◆肥料
調べたら萌芽前3月と7月と10月下旬~11月中旬に肥料を3回与えるとありますが、我が家では植え
てから一度も肥料を施したことがありません。
庭は元は畑だったところなのできっと養分が豊富なのでしょう。
でも25年も経っているのですから栄養分は使い果たしているはずです。
ユズの隣の植物には時々肥料を与えているからそれを横取りしているのか、又はブロック塀の前はよその芝畑になっているので、根がブロック塀の下を通るか芝の肥料が庭に流れてきて肥料をいただいているのか・・・どちらなのでしょうね?
やせ地では木が育ち上がるまで肥料が必要かもしれませんが、普通は施さなくてもいいかもしれないですね。ユズの木の育つ様子を見ながらでいいのではないでしょうか。
我が家はハナユズですが、後ろの家では本ユズです。やはり肥料は施さないようです。
後ろの家では接木のユズを購入して実が生り始まったのですが、一度移植したのでしばらく実が生りませんでした。2年前からぽつぽつ10~20個ぐらい生り始まったようです。
苗のときは木を大きく育つことを第一に(ユズの木を大きくしてもいい場合)、ある程度の大きさになったら、リン酸やカリ分主体の肥料を施し、そして実生りが悪かったら環状剥皮、断根をすると書いてある本もあります。
◆植え付け後の剪定
我が家のハナユズは全体の形は自然にまかせてきたら、現在半円形に近い形になっています。
我家では毎年2月下旬~3月下旬に込み合う枝だけを間引きます。
そうすると樹冠内部にもよく日が当たるようになります。
たくさん生ったら摘果するとよいのでしょうが、いまのところ下の手が届くところだけしています。
成木時代の整枝は側枝の間引きが主体となり、樹冠内に結果母枝が適当に散在するようにすることがポイントのようです。
柑橘類は去年のびた枝の先端付近に花が咲き結果するので、枝の先端を切り落とす剪定にすると実がなりません。
枝が混んだら、枝分かれのところで混みすぎた枝を間引くとよいと思います。
もうひとつは枝がわん曲したところの部分まで切り返し、ここに出た新梢を結果母枝とし、従長枝の発生をおさえる方法です。
または春枝までもどって切り返しをし、ここから発生した枝を翌年の結果母枝にする。
わん曲したところがなかったら、枝を水平に引っ張っておき、人工的に1年以上は放置します。
そして見事生り始まると、あとは毎年着果するようになるそうですよ。
生り始まると、あとは毎年着果するようになるということを私なりに考えると、果物が生るとその重みで枝が必ず曲がってしまうわけですよ。その曲がりが頂芽優勢性の法則で花が付くということではないかな?
生るから曲がる→曲がるから生る→生るから曲がる・・・ 違うかな? 当たり前のことかな?
柑橘類だけではなく果物、花などの植物は大体頂芽優勢性ですから、この性質を利用して剪定したり、つるを横に這わせて花を咲かせるわけです。
でもこんなに毎年たくさん生ると収穫が大変なので今年はどんな剪定をするべきか?
ハナユズが生らないようにするというなんとも贅沢な悩みになってしまった今日この頃・・・
実際1月の現在まだこんなに残っています。ずいぶんたくさん収穫したのですが・・
取っても取ってもどこを取ったのか分からないくらいです。
このあたりはどこの家にもユズがあるのでもらってくれる人もいないのです。
食べてみたら、まだみずみずしいので頑張って収穫して、いろいろ利用しましょう。

昨年もたくさん木に生ったまま残っていました。
今年はユズの木が消耗してしまい、実が付かないという予想でしたが見事に裏切られ、今までで
一番の豊作でした。
2年続けての消耗なので、次は無理かと思いますが、どうでしょうね?
◆収穫、貯蔵
8月下旬から10月中旬までの間は、緑色果を随時収穫して利用できます。
7~8分黄色に着色したところで収穫すると果汁がもっとも多く、賞味の適期だそうです。
1月末の木になったままのユズと室内の11月に収穫したユズを食べ比べしたら、室内のユズの果汁のほうがジューシュウでしたよ。皮は木になっていたほうが新鮮でしたが・・・
◆病害虫
3~4月頃の新芽時のアブラムシやハダニ、カイガラムシが発生しやすいので、早めに消毒します。
手入れが遅いと落葉したり、すす病を起こします。
カイガラムシは12~1月にかけて、マシン油乳剤を散布します。
ハダニは水道のホースの圧力を強くして葉裏にかけます。
アゲハチョウなどの幼虫もつきます。
木が小さいときはまたたく間に葉を食害してしまうので、よく観察します。
木が大きくなると被害がなぜか目立たなくなります。1~2度の消毒で効果があるのかな?
ミカンサビダニには夏場の防除が必要で、梅雨明け直後から散布して駆除します。
すす病、黒点病とも日当たりの悪い場所で発生しやすく、また日当たりが良くても、枝が込み合って内部まで陽が入らない場合にも発生しやすくなります。
すす病はカイガラムシ類やハダニ類等の害虫の排泄物が原因なので、これらの害虫を予防したり退治することが大切になります。
我が家の柑橘類もすす病がひどい年は枝が込み合い、消毒も一度もしなかったことが原因です。
翌年、反省して枝を透かして、消毒を1~2度するときれいなユズやミカン、甘夏、フクレミカンが生ります。

↑↓アオバハゴロモの幼虫
白い綿状で最初動いたときはビックリ! 白い綿で隠れているつもり?
幼虫、成虫ともに木の汁を吸う。
動かないような感じですが、つかもうとするとピョン飛んで逃げてしまう。
多発するとすす病を発生する。有機リン系殺虫剤が有効です。
アオバハゴロモの成虫
ユズは庭植えにすると、実付きが悪くなります。根が制限される鉢植えの方が実付きがよいです。
これは庭植えにすると木が勢いがつき、育つことを優先させるからです。
ある程度大きくなると、実が生り始まります。
どうしても実付きが悪いときは、地上部から30-50cmくらいのところを環状剥離するか、針金で締め付けて生長を抑えるという方法もあります。
またウンシュウミカンにユズの高つぎをするとコンパクトな枝ぶりになり、実つきがよくなるそうです。
また、秋に実をつけたら早めに収穫しましょう。先ほどの我家のユズは特別?
一般的には遅くまで木に実をつけておくと、翌年の実付きが悪くなります。
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鉢植えのユズ
◆置き場所
ユズは、ミカンよりも寒さに強いので、特別な対策は必要ありませんが、寒い地域では鉢植えは根が凍害を受け易いので露地に鉢ごと埋めたり、日当たりのよい南向きにとり込んで越冬させましょう。
4月から10月までは日当たりの良い場所に置きます。
鉢植えは水切れ、肥料切れを起こしやすいので注意します。
◆水やり
生長期は表土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。とくに開花中の水切れは落花の原因になるので注意が必要です。真夏の乾きが激しい時は1日2回ぐらい様子を見てします。
◆肥料
生育期は2ヶ月に1回、有機固形肥料を鉢の回りに埋め込みます。
◆植え替え
鉢底からヒゲ状の根が出てきたら根詰まりを起こしているので一回り大きな鉢に植え替えます。
