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花木・樹木・果樹



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月桂樹(ゲッケイジュ)の育て方と利用

月桂樹(ゲッケイジュ),育て方,剪定,ローレル,ローリエ,香辛料,カレー


DSC05952-11-31-1.jpg

月桂樹

学名 Laurus nobilis L. (ラウルス・ノビリス)

クスノキ科  ゲッケイジュ属

別名: ローリエ、ベイリーフ、ローレル、ベイツリー

原産地: 地中海沿岸 カナリア島

花期: 4~5月 黄白色の小さな花で雌雄異株です。


月桂樹(ゲッケイジュ)は古代ギリシャで競技の勝利者に対し、月桂樹の枝葉で作った冠(月桂樹)をかぶせて、賞賛の意を表したことで知られています。
月桂樹(ゲッケイジュ)の濃緑の葉には特有のの甘い香りがあり、香辛料としてカレーやシチュー等のスープ料理に用いられています。

この近辺では意外に月桂樹(ゲッケイジュ)は庭木や鉢物としてポピラーに使われています。
常緑の中高木で庭木として利用するときは円柱仕立や生け垣仕立が多いです。
月桂樹(ゲッケイジュ)の植栽分布は主として東北南部以南ですが、東北北部でも寒風や雪害を防ぐ簡単な囲いを施すことで、庭植えができます。現在暖冬なのでもう少し北でも可能かもしれません。




庭植えの月桂樹(ゲッケイジュ)の育て方
◆植付け場所
 排水がよく肥沃な土地と、日当たりを好みますが、半日陰でも大丈夫。


◆植付け時期
 4月下旬~6月   9月~10月上旬


◆用土
 排水がよければ、土壌は選びません。


◆肥料
 ゆっくり効果が現れる有機質肥料を1~2月に根元から十分離れたところに浅く穴をあけて施します。
 1つの穴に湯のみ1杯ぐらい。(寒肥といって油かす、牛糞堆肥、鶏糞など)

 育ちの悪いときは6月ごろに粒状の化成肥料等を少し追肥として施してみる。
 我家の月桂樹(ゲッケイジュ)は寒肥も化成肥料もしなくても育ちがよいです。
 様子を見てから施しましょう。植物は肥料は少なめが基本で多いと逆に根を傷めます。


◆病害虫
 春から秋にカイガラムシが発生しやすくなります。 
 早期に防除しないと、スス病になり黒く汚くなります。
 


◆整枝・剪定
 6~7月   10~11月
 生育に合わせて年に1~2回、整枝・剪定をします。



新緑のころの月桂樹(ゲッケイジュ) 5-29

新緑のころの月桂樹(ゲッケイジュ)  2008/5-29




秋の月桂樹(ゲッケイジュ) 10-31

我が家では剪定は年に1回だけなので、秋にはずいぶんと伸びている。 2008/10-31
この月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定をしたものを陰干しして保存し、カレーなどの煮込み料理に使っています。使うときに、手でもむと、香りがより高くなります。




月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定したもの

剪定の月桂樹(ゲッケイジュ)10-31




月桂樹(ゲッケイジュ)の陰干し (写真を写す関係でこれは日なたにあります)
ビンに入れて保存しておき、利用します。

月桂樹(ゲッケイジュ)の陰干し 10-31




◆殖やし方
元にひこばえを出すので、これを株分けする方法もありますが、さし木もできます。
その年にのびた枝を先端から10cmぐらい切り、一晩水揚げした後鹿沼土などにさします。
定植は次の春にします。





月桂樹(ゲッケイジュ)鉢栽培

関東以西では戸外での冬越しが可能です。
関東以北では春から秋は戸外栽培で管理して、冬は直接霜や雪があたらない場所で管理します。
ベランダで鉢栽培で育て、ある程度育つ勢いがでたら、利用するたびに摘んだり、伸びた枝を剪定したときに陰干してから保存しても便利です。


◆植え替え
 根が詰まってきたら植え替えます。
 時期は4月下旬~6月もしくは9月~10月上旬がよいでしょう。



◆用土
 植え込み用土は、通気性がよく腐植の多い培養土を選びます。
 赤玉土7:と腐葉土3と園芸用砂少々、植木果樹の土などでも。



◆水やり 
 水やりは一般的な鉢物と同じでよく、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。



◆肥料
 4~10月の生育中は油かすやマグアンプなどの緩効性肥料を1ヶ月に1回与えるか、ハイポネックスなどの液体肥料を月に2回与えます。


◆病害虫
 庭植えと同じく春から秋にカイガラムシが発生しやすくなります。 
 早期に防除しないと、スス病になり黒く汚くなります。

シマトネリコ  我家の斑入りシマトネリコ

シマトネリコ,育て方,観葉植物,剪定,庭植え,鉢植え

斑入りシマトネリコ 11-5-

我家の新顔 斑入りシマトネリコ    2008-11-5
クリーム色の葉が多く緑の葉が少ないものを選びました。


シマトネリコ(島トネリコ)  
モクセイ科  半落葉樹~常緑樹
別名:タイワンシオジ(台湾しおじ)
分布:久米島,石垣島,西表島,台湾,フィリピン


シマトネリコは最近とても人気が高く、大きいサイズのものはシンボルツリーに取り入れている庭もあるようです。
我が家には庭植えのシマトネリコはないのでよく分かりませんが、あまり手入れをしなくてもいいみたいなので庭に植えてみたいと思っています。
シマトネリコは熱帯植物ですが、寒さには比較的強く、関東から南では庭植えで越冬が可能ということです。北関東では冬になると落葉し、春になるとまた芽が出てくるとのこと。
我家にないので断言はできませんが、シマトネリコは生育旺盛で丈夫みたいですね。


つくばの住宅展示場に植えてあったシマトネリコ。
これは6月の画像ですが、細かい葉が涼しげでやさしい雰囲気でした。
庭のシンボルツリーに最近人気があるようです。

シマトネリコ  6-21

白い小さな花は初夏に咲き、夏の終わり頃から秋にかけて小さな実を付けるみたいです。
シマトネリコは洋風によく合っていました。


シマトネリコ 6-21 




将来、シマトネリコを庭に植えようと調べたらこのような育て方でいいみたいです。
一般的な落葉樹の育て方と同じだと思います。


庭植えのシマトネリコの育て方
腐葉土、苦土石灰、元肥などを土に混ぜて植えつけます。
強風で傾くのでしっかり木などで支えておきます。


◆植えつける場所
日当たり、水はけの良い肥沃な場所に植えます。
明るい日陰程度でも大丈夫です。


◆植え付け時期
移植や植え付けは10月~入梅までに行い、厳寒期と夏は避けます。


◆植え付け用土
バーク堆肥や腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。


◆水やり
庭木の場合はよほど乾かない限り、特に与える必要はありません。


◆肥料
1月下旬~2月ごろに寒肥として、油かすや鶏糞、牛糞またはぼかし肥料などを株まわりに穴を掘り埋めておきます。


◆剪定
適期:11~12月、2~3月。
バランスの悪い枝、不要な枝(徒長枝、下り枝等)、伸ばしたくない方向の枝、短くしたい枝などを切る。
全体をすかすように、込み入ったところを切る。


もしかしたら環境に慣れて大きくなったシマトネリコの剪定かもしれません(?)
趣味の園芸プラスではシマトネリコのような亜熱帯性の木は、冬に若い枝をせん定すると枯れることがあるので、涼しくなる前の9月ごろが適期と放映されていました。

◆病害虫
病害虫はあまり心配ないそうでが、ハダニ、カイガラ虫に注意。
黒星病、褐斑病、斑点病などにはダイセン、ダコニール、ベンレートなど散布します。


◆増やし方(挿し木)
挿し木の時期は4~6月ぐらいが理想的で、種を採って蒔いて増やす事もできるそうです。


シマトネリコは温度変化に敏感なので、植え付け最初の年は環境になじむために激しく落葉することがあるそうです。
植え付けして2~3年すると環境に馴染み落葉も冬の寒害も抵抗がつくそうです。
葉を触っただけで簡単にパラパラと葉が葉腋から落ちる場合はさほど心配はないとのことで、春になると新芽がでるそうです。




鉢植えのシマトネリコの育て方

◆置き場所
関東より北の寒い地域で育てる場合、鉢植えは室内で管理します。
小さいものは、年間を通し、室内の観葉植物として楽しめます。


まだ購入したばかりなので、ポリポットに植えられたままになっている。
早くおしゃれな鉢に植えて室内で眺めていたい・・・

室内のシマトネリコ

室内のシマトネリコ
鉢植えは明るい窓辺で育てる事ができます。寒さには強く、関東から南では庭木で育てる事が可能です。最低温度は0度以上あれば十分です。

鉢植えのパキラも植え替えや環境の変化によって落葉するそうです。

◆植え替え・植え付け
・時期
春は4月中旬~6月頃に、秋は9中旬から10月上旬頃。


・植え替え・植え付けの目安
底から根が出ていたり根づまり気味の株。
シマトネリコは2年に一度は植え替えをしたほうがよいみたいです。


また、鉢が大きい場合は植え替えが大変ですが、代わりに鉢土を入れ替える方法をとったほうがよいようです。 
先のとがったスコップなどを使って、鉢土を3か所ぐらい掘り出します。この作業を行うことで、根が切れて、新しい根を出させることができます。最後に新しい土を入れておきます。 参考 趣味の園芸プラス

◆用土
市販されている観葉植物専用の土
自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4。


◆水やり
乾燥もやや苦手だが、加湿に弱いので年間を通して表面が乾いたらたっぷりと与えます。
生育期は水切れには注意して乾燥期には葉水をするとよいみたい。


◆肥料
春から秋の生育期は置き肥または液体肥料を与えます。


◆剪定方法
前述の庭植えでのようにシマトネリコのような亜熱帯性の木は、冬に若い枝をせん定すると枯れることがあるので、涼しくなる前の9月ごろが適期とあります。


鉢植えのシマトネリコを植えて数年後経った時期、あまりに大きくなったり、枝が込み入ったときの剪定は枝先をせん定すると、いっそう枝分かれを促すので、太い枝を枝元から切って、込み合った部分の小枝を間引くそうです。


まだ幼木の場合は姿勢を乱す枝をカットする程度でいいのではと思います。


ヤマボウシ(山法師、山帽子)の育て方・品種など

ヤマボウシ,育て方,株立ち,総苞片,ハナミズキ,コンテナ,鉢植え,果実,品種

ヤマボウシの花 5-13

ヤマボウシの花   5-13


ヤマボウシ
ミズキ科  落葉広葉中高木
花期:5~6月   ハナミズキより1ヶ月ほど遅い
樹高:5~10m


ヤマボウシはハナミズキと似た白やピンクの花で、秋には赤い果実が実ります。
花弁のように見えるのは総包片(そうほうへん) 。
ヤマボウシの園芸品種や変種として、ベニバナヤマボウシ、ハナヤマボウシ、緑色を帯びた小さめの苞を着けるアオヤマボウシ、葉に白斑が入るフイリヤマボウシなどがあります。


ヤマボウシの主な品種
◆ロングデイズ(百日咲き)
白花のわい性。樹高80cmくらいから咲き始め、樹形もきれい。
100日間も咲き続けるヤマボウシ。
白い花が木全体を覆うようにびっしりと咲き、春から10月まで楽しめます。
◆つくばのみね
白花。 若木のうちから花をつけ、花弁が細く繊細な印象。

◆ホワイトミヌマ
白花で樹高1mを越すと花を咲かせる。珍しい6弁花のヤマボウシ。
◆ホワイトミソノ
白花。樹形が直立するので、狭い庭にも適する。直径14cmの超大輪花。1mくらいから開花。
◆ホンコンエンシス
白花で珍しい常緑品種。少し寒さに弱く、庭植えは関東地方以南の太平洋側が適します。
花つきがよく、全体が真っ白になるほどたくさん咲き、開花期間も約1ヶ月と長く楽しめる。
◆紅富士
最も濃い紅花のヤマボウシ
◆里美
赤花で花付きもよく、和・洋のどちらの庭にも合う。病害虫にも強い。
◆ウルフアイ
葉と花に斑入りのヤマボウシ。
◆ホンコンエンシス(月光) ムーンビーム
クリームホワイトの花色で珍しい常緑の品種。
花付きが非常に良く、月光のようなクリームホワイトの花を枝一面に咲かせる。
◆ビッグアップル 
放任しても自然に樹形が整いシンボルツリーには最適。
大きくて美味しい実をつけます。
◆ミルキーウェイ
大輪で花付きの良い品種。
◆黄金葉の品種
赤花・ 白花
◆黄花ときわヤマボウシ
黄花の常緑ヤマボウシ
◆変り咲き品種のヤマボウシ
しだれタイプ、口紅、ゴールドスター、 六弁咲き、 源平咲き


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ヤマボウシの育て方(庭植え)(ハナミズキと同じです)

◆ヤマボウシを植え付けるのに適した場所
ヤマボウシは日がよく当たり、肥沃でやや湿潤な土質を好み、夏の乾燥が苦手です。
ですから西日が当るところはなるべく避けます。
やむなく西日が当る場合は、株元を覆うマルチングの役目をする植物を植えても乾燥を防ぐと思います。
日当たりの良い場所が適していますが、午前中いっぱい日の射す場所でしたら大丈夫です。
紅い花を咲かせる品種は十分に日が当たるほうがきれいに発色するようです。


ヤマボウシの植え付けの適期
落葉期の2月中旬~3月、もしくは11月下旬~12月で厳寒期は避けたほうが無難です。
根鉢より2~3割大きめの穴に水もちが良くなるように堆肥を充分にすき込み、やや山高になるように植え付けます。
寒冷地は10月下旬、もしくは春。(寒冷地は根がよく張らないうちに冬になるため)


◆ヤマボウシの植え付け手順
・苗木の根鉢より2~3割大きく植え穴を掘ります。
・底に腐葉土を入れ、さらに緩効性の化成肥料を適量入れたのち、土と混ぜます。
・掘り上げた土を戻し、そこに根鉢を少しくずした苗木を置きます
 (根元が地表より少し高くなるような位置)。
・ 根鉢の下や周囲に棒でつつきながら2/3ほど土を入れ、さらに残りの土を入れます。
・植え穴と同じ大きさに、水が流れ出さないように土を盛って水鉢を作り、水をたっぷりと注ぎ、どろどろになるようにします。これを「水ぎめ」といいますが、どろどろになった土がすき間に入り込み、水が引くと根と土が密着します。
・水がひいたら木の大きさに応じた支柱をたてます。

活着するまでに根を大事にしないと、上手く根づかずに枯れることがあります。
根を乾燥させないように株元を敷きワラや腐葉土で覆います。


◆ヤマボウシの肥料
冬期に、伸びている枝先の真下に深さ20cmほどの穴を数ヶ所掘り、堆肥と有機質肥料(牛糞や醗酵油かすなど)を適量施します。(寒肥)
私の場合は自前のぼかし肥料を寒肥にしています。
冬期に元肥を施さなかった場合、花後に化成肥料を施します。
窒素肥料の効き過ぎでも花は付きません。燐酸、カリ肥料の成分の多い肥料を与えておきましょう。


◆ヤマボウシの剪枝・剪定
ヤマボウシは放任しても樹形は整いますので、普通は強剪定しません。
庭のスペースがあるなら自然樹形で育てます。
きっちりと剪定をしたヤマボウシが植えてあるのを時々見かけますが、趣がないと感じてしまいます。
ただ徒長枝、込み合った枝、下向きの枝、ひこばえ、胴吹き枝、不要な枝は分岐点の上から切るようにします。
特に問題がなければ枯れた枝や株元から勢いよく伸び出てくる枝を切る最小限の作業で充分です。


ヤマボウシは花後の剪定と冬季の基本剪定があります。
●花後の剪定
剪定の時期は花後すぐで、夏が花芽分化期です。
開花していた枝の先端部や、葉芽のない短い開花枝はいずれは枯れるので切ります。


夏以後は剪定しては花芽も切ってしまうことになるので避けます。
ヤマボウシの花芽は9月頃には確認できます。
 (8月には小さな花芽が丸みを帯びてきて、9月には花芽が宝珠の形になり、確認しやすくなります)


●冬季の剪枝・剪定
剪定の適期は落葉期の12月~2月です。
花芽は真夏の8月頃、短い枝の先端に付け冬を越します。
剪定適期には肉眼で確認できますがうっかり切り落とさないように気をつけましょう。


庭のスペースがない場合、ヤマボウシを小型にしたい場合は落葉後に目的の高さで主幹の頂部を切りつめて止めます。
広い場所なら大きくしてもいいでしょうが、ある程度高さを決め、それ以上伸ばさないようにします。
大きくなりすぎてから強い剪定をするのは格好も悪くなるし、ヤマボウシも弱って枯れる場合があります。
花後と同じように徒長枝、込み合った枝、下向きの枝、胴吹き枝、不要な枝を分岐点の上から切るようにします。


特にコンテナや鉢に植えている場合、剪定は必要な作業です。
 (鉢植えのヤマボウシの育て方はこの項、後にあります)
高さを低く抑える場合、目的の高さの位置で枝を切りますが、車枝(幹や太枝の1カ所から数本の枝が放射状に出ている箇所)のすぐ上の部分で切るようにします。枝張りをおさえる場合も必ず枝分かれしている付け根から切るようにします。
その時、できるだけ自然樹形に近い形にすることが大切です。もし、枝分かれしている場所ではなく、枝の中途の位置で切ってしまうと自然樹形を大きく損ない、おかしな樹姿になってしまいます。
盆栽みたいにどの枝を生かすかと考えながら剪定をするのも楽しいですよ。
生け花やフラワーアレンジも枝の長さや流れ、角度で同じ材料でも違う作品になってしまいます。
そこが又面白いのでしょうが・・・
なおヤマボウシやハナミズキは水揚げがよく、花材として利用できます。


ハナミズキは付きすぎた花芽を間引き隔年開花を防ぎますが、ヤマボウシも同じことなのでしょうね?
まだそこまで花が咲いていないので分かりませんが・・・


それから太い枝や幹を切った場合は切り口に保護材(癒合材)を塗っておいたほうが安心です。
また、太い枝や幹を切る大がかりな剪定をした場合は数年は花付きが悪くなります。


新しく植えたハナミズキは、根の伸びが止まるまで花をつけないことがあります。
同じミズキ科のヤマボウシも多分その傾向があると思います。
地植えにしたら花が咲かないとよく聞きますが、根が一定のところまで伸びて落ち着けば、花が咲くようになると思います。
我家のハナミズキも5~6年経ってから花が咲き始めました。
ミズキ類は年月が経つにつれて花が多くなるみたいですね。


◆病害虫
新芽や葉の表面が、白い粉をまぶしたようになるウドンコ病が梅雨明け後から発生し始めます。
そのままにしても枯れることはないですが、樹勢が弱って早くに落葉してしまうため、紅葉も楽しめません。

そのころに殺菌剤、殺虫剤を散布ときれいな葉で紅葉が楽しめます。
冬季にマシン油乳剤(カイガラムシやダニ対策)や石灰硫黄合剤(越冬している菌糸を殺す)をヤマボウシに使用すると病気や害虫の被害が減ります。


ヤマボウシはアメリカシロヒトリも発生するときがあります。
時期は真夏前の6月ごろ、8月下旬~9月中旬 ごろが多いです。
発生したらすぐ殺虫剤を散布してしないとたちまち葉がなくなってしまいので、気をつけて見ていてください。花が咲いているときは眺めていても、葉だけになったうっかりしてしまいがちです。


7月~8月のテッポウ虫の発生に気をつけます。 被害穴にスミチオン原液を2~3滴入れて口を塞ぎます。私は手軽な細い管の付いている噴射タイプの殺虫剤を穴に吹き付けるほうが多いですが・・・


◆ハナミズキとヤマボウシの蕾・花・果実の違い

ヤマボウシの花 

ヤマボウシの花 正しくは総苞片(そうほうへん)と言って、葉が変化したものだそうです。
ハナミズキと比べ先が尖がっています。
6~7月、葉が開いた後に開花します。


ヤマボウシの果実 8-20

ヤマボウシの果実   夏には赤く色づき始まる。    2008/8-20
果実酒にしようと楽しみにしていたら、いつの間にか鳥?に食べられてしまい残念!
マンゴーのような味らしいのですが。

2009年はここまで赤くなったヤマボウシの果実  9-9

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ヤマボウシの花芽は秋には確認できます。
ハナミズキの蕾と比べると形が葉芽より大きく丸くなる程度です。


ハナミズキの蕾   形が独特

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ハナミズキの花  ヤマボウシの花に比べ総苞片の先がくぼんでいます。  2008/5-1
ハナミズキは4~5月、葉が開く前に開花します。

ハナミズキの花 5-1-


ハナミズキの果実  複合果になっている。    2008/10-20
ハナミズキの果実を試しに食べたら思わずペッペッ!  毒ではないかもしれないけどまずかった。
マンゴーの味のようなヤマボウシの果実とは大違いです。

ハナミズキの果実 10-20


近所のヤマボウシ 5-16


近所のヤマボウシ   畑で育てていたのを庭に植え替えたばかり。 2008/5-16
園芸種ではなく、山林のものを株仕立てにして畑で育てていたそうです。
高さは8~9メートル。 株立ちになっていて見事なヤマボウシです。
花(苞)は園芸種のものより半分ぐらい小さいのですが、それがまた楚々としていていいものです。
株元にはタマリュウが植えられているので乾燥を防ぐのにいいのではと思います。
ここのお父さんが剪定、移植まで全部ひとりでしたそうです。


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ヤマボウシの育て方(鉢植え)
◆植え付け
鉢への植え付けや植え替えは、3月に行います。
大苗でなければ6~7号鉢に植えます。
植え替えなら、一回り大きい鉢に植え替えます。
鉢から取り出したら根鉢を少しくずし、根は切らないようにします。
長い根があったときは切り詰めてから植え替えます。

鉢底ネットを敷き、鉢底用の石を入れます。
用土は、赤玉土小粒7:腐葉土3の割合に混ぜたものを使います。
鉢と根鉢の間に用土を入れ、棒などで用土をつついて、隙間を無くします。
最後に鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。


◆肥料と水やり
水やりは、春~秋は表土が乾いたらたっぷりと行います。
冬は落葉して休眠しているので、乾かし気味に管理します。


肥料は2月までに寒肥として、骨粉入り醗酵油かすの固形を施します。(私はぼかし肥料を施す)
花後と落葉直前の紅葉時期にそれぞれ1回ずつ化成肥料を適量ばらまきます。


◆病害虫
庭植えのヤマボウシに準じます。


◆ヤマボウシの増やし方
ヤマボウシはタネからふ増やすことができますが、まいてから花が咲くまで7~8年かかるそうです。
そういう楽しみ方もありますが、花を早く見たいとか、樹形を楽しみたいと思う人には向きませんね。

方法は秋に果実を採取したら果肉を取り除いてすぐにまくか、乾かさないように保管しておいて翌春のお彼岸ごろにまきます。
発芽して本葉が2~3枚になったところで掘り上げ、直根の先端部分を切ります。 先端部分を切ると細根がたくさん出てきます。
園芸品種はこうやってタネから育てたヤマボウシの2~3年生の苗を台木(だいぎ)として接ぎ木で増やすそうです。
余談ですが、台木(だいぎ)を利用してたくさんの花木、果樹(柑橘、リンゴ、ナシ、モモなど)、野菜(ナス、キュウリ、スイカ、トマトなど)なども接木されています。
台木(だいぎ)が丈夫なら接木された穂木もよく育ちます。

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